ウォルドーフ・アストリア大阪のレストラン、Jolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)は、エレガントモダンを象徴としたフレンチブラッスリーです。
朝食会場としても使われており、ランチ利用も可能。また、ディナーのコース料理は、2025年4月現在¥9,000と、5つ星ホテルとは思えない価格帯です。
この記事では2025年4月に、ウォルドーフ・アストリア大阪のレストラン、Jolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)でディナーをいただいた筆者が、食事・デザートの全メニューリストと、味・サービス・雰囲気などをご紹介します。
記事を読めば、行く前にメニューの詳細がわかり、事前にメニューを検討できると思います。ぜひ、Jolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)への訪問検討にご活用ください。
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストラン

まず、ウォルドーフ・アストリア大阪で飲食ができる施設は以下の4つです。
- Jolie Brasserie(ジョリーブラッスリー)
- Tsukimi(月見)
- Canes & Tales(ケーンズ&テールズ)
- Peacock Alley(ピーコックアレー)
後半2つはカフェとバーになりますので、ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランでディナーをする場合、前半2つが選択肢となります。
店名 | Jolie Brasserie (ジョリーブラッスリー) | 月見 (つきみ) |
種別 | クラッシックなビストロ | 鮨・鉄板 |
コースの価格帯 | ¥9,000 | ¥42,000・¥62,000 (2025年4月現在は鉄板のみ) |
ちなみに、ダイヤモンド特典をお持ちであれば、4つ施設を25%オフで利用することができます。宿泊時のダイヤモンド特典について知りたい方は、以下をご覧ください。
筆者が宿泊した日は、お鮨や鉄板といった日本食が提供されている「月見(つきみ)」が、まだ予約ができませんでした。
ちなみに、月見(つきみ)のディナーコースは、¥42,000~となっており、アルコールがお好きな方は、ふたりで10万程度かな?という印象です。ぜひいつか、特別な日に伺えたらと思っています。
Jolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)の基本情報


住所 | 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町5−54 グラングリーン大阪 南館 |
フロア | ウォルドーフ・アストリア大阪29F(フロント階) |
アクセス方法 | 一般客も利用できるエレベーターの29Fで降り、フロントへ向かう道沿いにあります。 |
営業時間 | ■朝食 平日 6:30~10:30 土日祝 6:30~11:00 ■ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー14:00) ■ディナー 17:30~21:30(ラストオーダー21:00) |
電話番号 | 06-7655-7111 |
席数 | 総座席132席 |
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストラン、Jolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)は、29Fで大きな窓に囲まれており、開放的な空間の中でお食事を楽します。公式HPでは、以下のように解説されていました。
シックでありながら活気あふれる雰囲気が魅力の、エレガントモダンを象徴としたフレンチブラッスリー。親しみやすさとロマンティックな雰囲気が調和しています。都会的でありながら優雅さにこだわり、クラシックの要素を取りいれたモダンフレンチをお召し上がりいただけます。また、人気の多国籍料理や地元のお料理もご用意しています。
ウォルドーフ・アストリア大阪、レストランの雰囲気は?


予約してい行くと、すでにテーブルが準備されていました。
グレーっぽい木目調のテーブルに、黄色いカラーで統一された食器やメニューが並びます。小さいものの、生花が飾ってあり、ビストロっぽい塩コショウも置いてありました。


総席数128席と大きなレストランですが、オープン初の週末は比較的空いている印象。窓際席でないのが残念です。しかし、私たちが座った席のサイドには吹き抜けががあり、天井の高さも相まって窮屈な感じはありませんでした。


ウォルドーフ・アストリア大阪、レストランのメニュー
では早速、ディナーのメニュー表を見ていきましょう。コースを頼む場合は、2名とも同じコースにする必要があるお店が多いですね。一方、このレストランでは、コースとアラカルトというふうに、ひとりはコース、ひとりはアラカルトと、別々のメニューでも注文できます。
また、当日メニューを見てから、コースかアラカルトか選ぶことも可能です。そのときの空腹度に合わせて、夕飯を選択してみてください。
ちなみに自身で、前菜・スープ・メイン(肉or魚)・デザートを組み合わせて頼むと、¥12,000は越える印象でした。
筆者は、この日の昼ご飯に、鰻をお腹いっぱいいただいた経緯があり、コースだと多いかなと思ったのと、トリュフ風味のカルボナーラが気になったのでアラカルトで注文。主人はコースを注文しました。
ディナーコース(¥9,000)メニュー


¥9,000のコースは、前菜・スープ・メイン(肉or魚)・デザートとなっています。ちなみに表示されているメニューをアラカルトで頼んでいたとすると…
- 鮪のタルタル(¥3,000)
- フレンチオニオングラタンスープ(¥3,000)
- 和牛ほほ肉の煮込み(¥5,000)
- バニラスフレ(¥2,500)
合計¥13,500になります。つまり、コースであれば、このメニューを¥9,000でいただけます。
バケット:ハード系パンこがしバターが添え


コース料理に無料で付いてくるバケットは、ハード系のフランスパンでした。その横に添えてあるのは、こがしバター。これが、本当においしかったです。
「なんだか食べたことあるような味だけど…」と主人と話していたのですが、途中でようやく気付きました。
甘いわけではないのですが、まさに風味が生キャラメル。このバターがあまりにおいしくて、パンをおかわりしてしまいました。
前菜:鮪のタルタル


アボカドと鮪をあえた定番のタルタルに、茹で卵が添えられていました。カリッとしたバケットに乗せて食べる仕様と思われます。
アボカドと鮪は、しょうゆをかけて食べるのが大好きなのですが、こうやって型で抜いてあると、見た目でも楽しめました。
スープ:フレンチオニオングラタンスープ


筆者は、アラカルトを注文したため別のスープをオーダー。こちらを一口貰ったのですが、あまりにおいしくて、このスープを頼めばよかったと後悔しました。
かなり小さなサイズなので、運ばれてきた瞬間「小さい~!」と思ったのですが……。主人いわく、濃厚なお味なので、このサイズ感がちょうどよいとのことです。


興奮の筆者
先月、数十年ぶりにロイヤルホストで、オニオングラタンスープをいただいた筆者。普通においしいと感じたのですが、ウォルドーフ・アストリア大阪のそれは……もう…♡ 悶絶です。
濃厚なスープにギュッと玉ねぎの甘みが詰まっていて、この味を引き立てるチーズも美味。この記事を書きながら、思い出すだけで幸せになれました。
ただ、かなり濃厚なので、さっぱりしたお味が好きな方は、後ほど紹介するトマトスープがおすすめです。
メイン料理:和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み マッシュポテト添え

フレンチの定番でもあるこちらのお料理。フレンチ好きなら、一度はいただいたことがあるお料理だと思います。なので「あの味」と思っていただければ、間違いないかと思われます。
ただ、人参と思われるオレンジ色のものが、硬かったので少し減点。そのほかは、いつも食べるあのお味。お肉はほろほろにしっかり煮込まれていて、普通においしかったです。
デザート:バニラスフレ


若い女性が好きなふわふわパンケーキを、ココットに入れて焼いた感じのデザートでした。パンケーキよりメレンゲが強め。スプーンを入れるとシュワっと音が立つくらい柔らかかったです。
ただ、私たちがお酒を飲まないということもあり、食べるのが早いせいかもしれないのですが、到着までかなり待ちまして……時間に限りがある方は、早めに出してもらうよう、先に伝えておくとよさそうです。
アラカルトメニュー


アラカルトのメニューは、¥2,000程度から前菜やスープ。パスタなどメイン料理は¥3,000~5,000程度の価格帯。黒毛和牛サーロインは¥7,900で提供されています。
写真を見ていただければ価格帯がわかると思うのですが、5つ星ホテルにしては、良心的な価格設定です。
前菜:シュリンプカクテル マリーローズソース・レモン


写真だとあまり伝わらないかもしれないのですが、ナイフの柄よりも大きなエビが到着。器が小さいことで、えびの大きさが際立っていたというのもあると思うのですが、とにかくえびが大きくてび驚きました。
3,700円なので、価格を考えると相当なのですが、普段定食で提供されるようなエビフライくらいのサイズで、かなり食べごたえがありました。
筆者はエビが好きなで、人生で一番大きなシュリンプカクテルに大満足です。
マリーローズソースとあったのでどんなソース?と持っていたのですが、ケチャップとマヨネーズをあえたオーロラソースに近いお味のソースで、オリーブが添えられていました。
スープ:トマトスープ


見た目にも美しいトマトスープは、丸ごとひとつトマトが中央にあり、さっぱりとしたやさしいお味のスープでした。トマトが好きな方は、ぜひお試しください。
かなりさっぱりしたお味です。なので、トマトクリームの濃厚なスープを想像していると、あっさり過ぎるかもしれません。
メイン:平飼い卵のカルボナーラ トリュフ風味


トリュフ風味というより、かなりトリュフなカルボナーラが着て驚きました。もともとカルボナーラもトリュフも好きな筆者。しかし、カルボナーラとトリュフという組み合わせは人生初です。
運ばれてきた瞬間から、トリュフのいい香りが食欲を掻き立てます。濃厚なカルボナーラとトリュフの相性は想像以上。大きめのベーコンとソースを絡めながら、最後まで美味しくいただきました。
食後のドリンク:緑茶


食後のデザートをオーダーしたいところですが……。翌日の朝食が楽しみだったのと、アフタヌーンティーを予約していた経緯や、お部屋にイチゴがあったので、緑茶だけ注文することに。
紅茶や緑茶といったお茶をティーポットでいただくと、2杯目が苦くて飲めないなんてことはありませんか?こちらでは、提供時に茶葉を取り除いてくださっています。そのおかげで、最後まで美味しくいただくことができました。
ちなみに宿泊者の方は、ラウンジのようなライブラリーで、食後の飲み物を楽しむという手もあります。詳細は以下記事にてご覧ください。
おまけ:宿泊のウエルカムでいただいた白イチゴ


筆者はレストランを利用した日、ウォルドーフ・アストリア大阪にしており、ウエルカムサービスで白イチゴをいただいていでのて、食後のデザートはこちらをいただきました。お部屋の詳細や、ウォルドーフ・アストリア大阪の魅力など、宿泊の詳細は以下記事にて詳しく紹介しています。
デザートメニュー


レストランでデザートの選択肢が多いと嬉しいですよね。1番上に記載のあるクレープシュゼットは¥3,000で、それ以外は¥2,500です。バニラスフレは提供までに20分かかるとのこと。筆者も提供まで少し待ったので、アラカルトで注文する場合は、お早めにご注文ください。
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランの会計は?


上記の通り、コース料理と、アラカルトメニューを頼みドリンクを1杯ずつ、ミネラルウォーターを頼んだところ、レストランでのお会計はなんと、ダイヤモンド特典の25%オフの恩恵で、2人で15,750円と激安。5つ星ホテルのディナーとは思えない価格に本当に驚きました。
最近どこも値上がりしているので、もはや、よくある飲み会の、飲み放題付きコース2人分より安いかもしれません。近くにあれば、また来週別のメニューを食べに行きたいくらいです。
ダイヤモンド特典の25%オフも大きいですが、もともとの価格設定も良心的なので、ぜひ宿泊の際には利用してみてください。もちろん宿泊者以外の方も利用可能です。
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランのサービスは?


1テーブルにひとり担当が付くようなシステムではありませんが、「お料理はいかがですか」とお声がけくださり、とても感じのいい方ばかりでした。
この人はちょっと……というスタッフさまもいらっしゃらなかったですし、とても快適に過ごすことができました。
また、パンのお替りを聞いてくださるタイミングもちょうどよく、常に、気遣われている感じがしてよかったです。
ちなみに、スタッフさまの制服は、正装ではないように思うのですが、現代っぽいオシャレな感じで、モダンフレンチにぴったりだと思いました。


高級店ではちょっと身構えてしまうところがありますが、こちらのレストランではそういったこともありません。
スタッフさまの接客からも、おもてなしは感じるものの、丁寧すぎないというか、気取りすぎない感じで心地よかったです。どなたでも、気兼ねなく食事を楽しめると思います。
ただ、私たちが行った時間帯から、閉店間際まで窓際のお席が空いていたので、なんであっちの席にしてくれなかったんだろう……と気になりました。(私がこうやって写真を撮るからかもしれませんが……苦笑)
何度か利用しているリッツカールトン大阪や、セントレジス大阪、W大阪といった近隣の高級ホテルでは、窓際が空いていると、必ず窓際に通していただけていたので、その点ちょっと残念です。
もちろん、窓際へのリクエストを入れなかったので文句を言うわけではないのですが、この反省を生かして、次回は事前に窓際へのリクエストを入れようと思います。
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランのおすすめ度は?


ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランJolie Brasserie(ジョリー ブラッスリー)は、5つ星ホテルとは思えない価格設定で、ディナーのコース料理が¥9,000円は、本当にコスパがいいと思いました。
高級過ぎない雰囲気なので、お子さま連れの方も気兼ねないと思います。
ただし、朝食会場でもあり、あくまでカジュアルなビストロなので、the高級ディナーを求める方には向いていない印象です。高級路線を求める方は、ぜひ、鉄板焼きとお鮨が楽しめる、月見(つきみ)を検討してみてください。
特にダイヤモンド会員であれば、本当にお手頃に利用できるので、ウォルドーフ・アストリア大阪でこのレストランを使わない手はありません。ぜひステイタスを十分にご満喫ください。
ウォルドーフ・アストリア大阪のレストランに関するQ&A
- Qウォルドーフ・アストリア大阪には、どんなレストランがありますか?
- A
カジュアルフレンチの「Jolie Brasserie(ジョリーブラッスリー)」と、お鮨や鉄板といった日本食の「Tsukimi(月見)」があります。
- Qウォルドーフ・アストリア大阪のレストラン前後に行ける店はありますか?
- A
関西を一望でき、アフタヌーンティーやカフェ利用ができるラウンジ「Peacock Alley(ピーコックアレー)」や、隠れ家のようなバー「Canes & Tales(ケーンズ&テールズ)」があります。
- Qウォルドーフ・アストリア大阪「Jolie Brasserie(ジョリーブラッスリー)」のディナーを簡単に説明すると?
- A
ディナーコースが9,000円と、とにかくコスパがよく、高級食材を使ったメニューが充実。ただし、theラグジュアリー感を求める方には不向き。