ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーは、2フロアを大胆に使った「Peacock Alley(ピーコックアレー)」というラウンジ&バーで利用することができます。
この記事では、「行ってみようかな?」「どんな施設なんだろう」と思っている方に向け、実際にアフタヌーンティーを利用した筆者が、その様子をレビューしました。
施設について詳しく書いたので、この記事を読めば、ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーのいい所も、悪い所も見ることができるはず。ぜひ、訪問の検討材料にしてみてください。
新名所「うめきた」でラグジュアリーな非日常体験

2025年4月、大阪うめきたエリアに、ヒルトンの最高級ホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア」がオープンしました。そして、その中でもひときわ目を惹くのが、ホテル内のラウンジ「Peacock Alley(ピーコックアレー)」です。
特に、ロビー階に位置するこのラウンジ&バーは、2フロアが大胆に使われているのが特徴。ラグジュアリーホテルの中でも特に大きな窓が設置されており、大阪の街並みを一望できます。
ウォルドーフ・アストリアの悠久なる歴史にオマージュを捧げる、華やかなラウンジ&バー。関西を一望できる贅沢な景色とともに、旬の食材をふんだんに使った料理をお楽しみいただけます。洗練された軽食、コーヒーブレイク、アフタヌーンティー、夜のシャンパンをお楽しみください。
Peacock Alley(ピーコックアレー)の基本情報

ウォルドーフ・アストリア大阪の29Fでエレベーターを降りると、目の前が階段になっています。そしてその階段を下りるとPeacock Alley(ピーコックアレー)なので、迷うこともありません。ちなみに、右上に映っている大きな時計は、SEIKOのものだそうです。
住所 | 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町5−54 グラングリーン大阪 南館 |
フロア | ウォルドーフ・アストリア大阪29F(フロント階) |
アクセス方法 | 一般客も利用できるエレベーターの29Fで降りて、階段で降りて利用するのがベター。足が不自由な方などは、28Fからのアクセスがおすすめです。 |
営業時間 | 月曜~火曜 9:00~23:00 水曜~日曜 9:00~22:00 |
サービス内容 | 一般的なカフェメニューやアルコールメニューのほか、軽食やアフタヌーンティーも提供 |
電話番号 | +66 2 846 8848 |
席数 | 総座席128席 |
ウォルドーフ・アストリア大阪でいただく最上級アフタヌーンティー

Peacock Alley(ピーコックアレー)では、さまざまなメニューが提供されていますが、ラグジュアリーホテルの目玉の一つといえば「アフタヌーンティー」ですよね。
美しいスイーツ、繊細なセイボリー、紅茶の香り、そして世界基準の空間とおもてなし。最高の空間で最高のサービスを…と紹介したいのですが、中には微妙なポイントも…⁉
ここでは、実際に訪れた体験をもとに、メニューの内容から座席・写真映えポイント、予約のコツまで、ホテル好きの方に向けて詳しく紹介でしていきます。
ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティー基本情報
まず、筆者がいただいたアフタヌーンティーの詳細は以下です。
提供時間 | 11:30~19:00 |
価格(1名分) | 10,000円(税込) |
ちなみに、筆者はダイヤモンド会員の特典で25%割引で利用できたため、-5,000円となり、2人で15,000円で利用できました。
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ちなみに筆者はウォルドーフ・アストリア大阪に宿泊し、アフタヌーンティーを利用しました。ダイヤモンド特典やお部屋の様子を知りたい方は、以下をご覧ください。
2024年5月 アフタヌーンティー実食レポ
ここのセイボリーは、今までいただいたアフタヌーンティーの中でいちばんおいしかったように思います。「一番おいしかった」と表現するとなんだか幼稚ですが、筆者は50回以上はアフタヌーンティーをいただいていると思うので、そこそこ信頼できる情報だと思います。
ただし、ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーは、比較的セイボリーが多めなので、とにかく甘いものを一杯食べたいという方には不向きかもしれません。
筆者は写真があまり上手でないのですが、プレートに携帯のライトを当てながら撮影していらっしゃる方も見かけました。照明や角度を工夫して、トップショット・背景ぼかし・俯瞰撮影などを試してみてください。


した筆者
味は本当に良かったのですが、webで予約後、チェックインの際にも確認したにもかかわらず何も伝わっていませんでした。さらに、30分も経ってから、ようやく食べ物が到着。早くオペレーションが整うことを願います。
セイボリー:星付きフレンチ顔負け
■マカロン:オシェトラキャビアと竹炭マカロン


2センチ直径小さなアミューズ的な感じのものでした。見た目も高級感があり、一切雑味のないキャビアでおいしかったです。
■サンドウィッチ


・ロースハムとディジョンマスタード
・卵とトリュフ
・スモークサーモン
・フルーツとナッツのブリオッシュ フォアグラと共に
来たときは、えーサンドイッチこんなに…⁉ と思いましたが、ひとつひとつ味が違って楽しめました。


した筆者
フォアグラはやはり、食材の威力でかなりおいしかったですが、ほかは、まあまずまず。主人と「スモークサーモンはブッフェ会場の余りだね」と冗談交じりに会話しました。(もちろんそんなことはないと思います!笑)
■ロブスターロール:セイボリーの逸品の中でも至高の一皿。


ちなみに、HPの解説によると、「柔らかなロブスターをクリームーなソースで軽く和え、バター香るブリオッシュに包み込みました。爽やかなシトラスとフレッシュハーブがアクセントを添える、まさに贅沢な味わいです。」とのこと。
筆者が甲殻類好きというのもあるかもしれないのですが、セイボリーの中でこれが一番好きでした。


した筆者
サックサクで温かいパンに、ダイス状になったロブスターのタルタルが挟んであり、絶妙なキャビアの塩気がもう最高。また食べたいです。
スコーン:焼き立てでほんのり温かく、サクふわ


さらに、アフタヌーンティーの定番ともいえるスコーンは、ホテルごとに味が異なり、毎回楽しみにしています。特に、こちらのスコーンは、サクッと感と重めの層両方を楽しめ、クロテッドクリームもかなり濃厚でよかったです。
スイーツ:上品な甘さと酸味が合わさった芸術品


上段
・レッドベルベットチーズケーキ
・チョコレートボンボン
中段
・マンゴーとライチのガトー
・レモンタルト
・オペラ
下段
・カヌレのムース
・季節のエクレア


ちなみに筆者は、アルコールNGと伝えていたため、通常メニューとは別に、筆者のスイーツを別で用意してくださいました。


特に、スイーツはどれも、甘すぎず、まさにラグジュアリーホテルが提供するスイーツという感じでした。そして、甘さ控えめの上品なスイーツが多く、レモンやチーズ系など酸味を楽しめるものも多かったです。


した筆者
アフタヌーンティーに行くと、これは美味しい、これは微妙…とコメントを付けたくなるものです。しかし、こちらのスイーツはどれも本当に手が凝っていて、見た目にも楽しく、お味もどれもおいしかったです。
お飲み物:英国式の定番紅茶に加え、そのほか茶葉も充実


写真:アフタヌーンティー以外でいただいたドリンクですが、こちらもオーダー可能
お飲み物は、ティーセレクションやコーヒーセレクションから、好きなものを好きなだけいただくことができます。
紅茶のほかにもさまざまなお茶があり、飽きることなく楽しむことができました。スイーツやセイボリーはシーズンごとに新しいものが提供されると思うのですが、ドリンクメニューは概ね同じだと思うので、詳細を以下で紹介します。
ティーセレクション
最初に提供されるお茶に推奨されている「ピーコックアレーブレンド」は伝説のティーメーカー、スティーブンスミス氏が手掛けたものとのこと。5種の茶葉がブレンドされているそうです。
紅茶(ブラックティー) | ピーコックアレーブレンドやチャイを含む6種 |
緑茶 | 宇治玉露・宇治玄米茶の2種 |
白茶 | ホワイトペタル・ジャスミンの2種 |
ウーロン茶 | ゴールデンウーロン1種 |
プーアル茶 | 熟成プーアル1種 |
ハーブティー | レッドネクターやペパーミントなど4種 |
コーヒーセレクション
さらにコーヒーは、大阪の心斎橋にある「リロコーヒーロースターズ」が、ピーコックアレーのためにブレンドしたコーヒーだそうです。
“LiLoCoffeeRoastersは大阪の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店。心斎橋にリロコーヒーロースターズを2014年、リロ珈琲喫茶を2018年、新焙煎所のファクトリーを2020年に開業。国内外への通販を可能にするオンラインサイトも展開。卸売やギフト、お取り寄せにも対応。TheNewYorkTimesやYahoo!ニュース、飲食業界雑誌など国内外メディアに日本でおすすめの人気珈琲店として取り上げられる。大阪のサードウェーブコーヒーブームを牽引し、第四の波(フォースウェーブ)誰が抽出したかを重要と考え、ロースター、バリスタのスキルアップやホスピタリティーの向上、自宅での美味しいコーヒーの可能性を拡げる教室なども注目です。
- エスプレッソ
- ダブルエスプレッソ
- アメリカーノ
- カフェラテ
- カプチーノ
- フラットホワイト
ちなみに、Peacock Alley(ピーコックアレー)のお隣にあるレストラン、Jolie Brasserie(ジョリーブラッスリー)も、おいしかったです。
ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーは、どの席が正解?
ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーが提供されている、Peacock Alley(ピーコックアレー)は、かなり店内が広くなっています。座席は大きく3種類に分かれていまますので、お好みの席をご検討ください。また、ここでは、それぞれの魅力とおすすめ撮影ポイントを紹介します。
窓際席|自然光×景色で写真映え


まず、景色を堪能したい方には、とにかく窓際がおすすめです。大阪の街並みを見下ろせるほか、淀川まで美しい景色を見渡すことができます。
利用者がいたため、アップでの写真はないのですが、上記のお写真の一番右側のお席は、かなり大きな円型のソファーに円型のテーブルと、VIP席のようになっていました。
誕生日など特別な日には、こちらのお席をリクエストしてみるといいかもしれません。
また、アフタヌーンティーの時間帯は、午後の自然光がちょうどよく差し込むので、スイーツも美しく撮れると思います。背景に入る街並みをぼかしてスイーツを撮影すれば、非日常感満載の写真になるはずです。
予約時に「窓側希望」と伝えると案内してもらえる可能性が高くなると思うので、ぜひリクエストしてみてください。
ソファ席(中央付近)|美しいインテリア越しの景色も◎


続いて、中央部およびいたるところに設置してあるソファーは、複数人の女子会や母娘での利用におすすめです。
独立した椅子も、Peacock Alley(ピーコックアレー)ではまるでソファーのような作りになっていて、どの席でもゆっくりくつろげると思います。
窓際にくらべ、店内を撮影しやすく、美しいインテリア越しに景色を眺めることができるので、あえてこの席というのも良いかもしれません。
スイーツを撮影するときは、真正面からのテーブルショットがおすすめです。明るさを調整して、ラグジュアリー感を際立たせてみてください。


ちなみに、筆者が案内された席は、ガラガラであったにもかかわらず、ルーフトップバーに面した窓際で、とても残念でした。
公式HPからの予約であれば、カウンターかテーブルか席を選択できます。アフタヌーンティーは、テーブル席のみの予約になっていたため、カウンターになることはないと思われますが、筆者のようになりたくない方は、窓際や広い席が良いなど、できるだけリクエストすることをおすすめします。
バーカウンター席|非推奨ではあるものの、あえての選択も!?


続いて、アフタヌーンティーのweb予約では、選択することができませんでしたが、ひとりで大きな席に座るのは……という方は、カウンター席に座れないか電話で聞いてみるといいかもしれません。
カウンター越しにスタッフさんがいらっしゃることもあり、話し相手になってくれるかも!? ちなみに、夕方以降は落ち着いた照明に切り替わり、少し大人っぽい雰囲気を楽しめます。


写真:アフタヌーンティー以外でいただいたドリンクですが、こちらもオーダー可能
筆者は宿泊で利用しており、無料ドリンクチケットをいただいたため、アフタヌーンティー以外でも利用したところ、こちらのカウンター席へご案内いただきました。
ほかの方のブログや口コミを見る限り、無料券を利用する場合は、カウンターへ案内されるようです。
ルーフトップバー席:天気がいい日は最高


さらに、ルーフトップのお席もあります。この日はまだ寒かったため、利用者はいませんでしたが、天気のいい日はこちらのお席も気持ちよさそうです。




した筆者
ガラス越しにこの写真の場所を見るようなお席だったのですが、途中、親子連れがいらっしゃいまして…ソファーの上に土足で上がる子どもと、それを一生懸命撮影するお母さんを見ながらのアフタヌーンティー。なんだかとても、悲しい気持ちになりました。
ちなみに2025年4月現在、HPからはルーフトップバーの予約ができないようでした。
そのほか大阪高級ホテルのアフタヌーンティー
ここでは、筆者が訪れたことのあるホテルのアフタヌーンティーと比較しています。
特徴を簡単にまとめてみたので、比較検討の材料になれば嬉しいです。
コンラッド大阪


引用:コンラッド大阪
- 螺旋階段のようなケーキスタンドとTWGの茶葉
- 40Fと大阪のホテルの中でも高い位置にあるので、絶景希望ならココ
- 人数が限られるものの、平日は無料でコンラッドベアがもらえる限定プランも
価格 | ロケーション |
¥8,000 | 40F 40スカイバー&ラウンジ |
リッツ・カールトン大阪


引用:リッツカールトン大阪
- 伝統を重んじる、これぞ王道アフタヌーンティー
- 18世紀のヨーロッパ貴族の邸宅を思わせるインテリアが最高
- 生演奏の時間を狙うのがおすすめ
価格 | ロケーション |
¥7,500(公式HP特典あり) | 1F ザ・ロビーラウンジ |
セントレジス大阪


引用:セントレジス大阪
- セントレジスの創業一族であるアスター家のアフタヌーンティーをイメージ
- 和テイストなメニューであることが多い(個人的な意見)
- 年齢層も高く落ち着いた雰囲気を楽しめる
価格 | ロケーション |
¥7,800(公式HP特典あり) | 12 F セントレジスバー |
マリオット大阪 都ホテル(あべのハルカスの上)


引用:大阪マリオット都ホテル
- 高さ約7mのガラス窓に面し、土日祝はピアノの生演奏あり
- デパートが隣接しており、展望台もあるのでデートにも最適
- 少し変わったコラボアフタヌーンティもあるので要チェック
価格 | ロケーション |
¥7,000(公式HP予約¥5,600~) | 19F LOUNGE PLUS(ラウンジプラス) |
W大阪


引用:W大阪
- ほかのアフタヌーンティーとは毛色の違う、ポップでカラフルなインテリアが特徴
- 比較的年齢層が低く、量も多めな印象
- クオリティ自体は高いので、お手頃な日を狙うのがおすすめ
価格 | ロケーション |
¥7,500(平日は公式HP予約¥6,500~) | 3F Living Room |
まとめ|ウォルドーフ・アストリア大阪で贅沢すぎるアフタヌーンティーを


まず、ウォルドーフ・アストリア大阪のアフタヌーンティーは、オペレーションが整っていない点が残念であったものの、高級食材がふんだんに使われ、ひとつひとつ本当に丁寧に調理されていると感じました。
そして、お値段は少し張るものの、甘すぎない上品な口当たりのスイーツも本当に最高。アフタヌーンティー好きならぜひ一度は訪れていただきたいです。
一皿ごとに驚きがあり、座席や空間からも非日常を感じられます。特に、写真をたくさん撮って記録したくなること、間違いなし。ぜひ訪問を検討してみてください。